今回はダメージ毛でも縮毛矯正がかけられる【酸性ストレート】についてご紹介します◎
近年のデザインカラーブームもあり、ブリーチを使ったカラーや、ブリーチなしダブルカラーをやられる方が増えてます。
これにより縮毛矯正(ストレートパーマ)を諦めて方も多いかと思われます。
クセ毛に有効な[ケラチントリートメント]もありますが、そちらとの違いも踏まえて解説していきます(^o^)/
酸性ストレートとは?
通常のストレートパーマは《アルカリ性》の領域で行う縮毛矯正のことです。
これに対して《酸性》の領域でかける縮毛矯正のことを指します。
毛髪のPhが中性に近い状態で施術するため、毛髪への負担が軽減されます!
髪のキューティクルは例えるなら髪の鎧で、髪の毛をガードしています。
健康毛の場合、このガードを緩めるためにアルカリ剤が必要となります。
ブリーチや縮毛矯正が痛む理由がこのアルカリ剤が高いことが原因です。
ダメージ毛とはこのキューティクルが剥がれ落ちた状態のことを指します。
なぜ酸性ストレートを使うのか?
まず通常のストレートパーマは《アルカリ剤》と《還元剤》という2つの薬剤の働きによって髪の形を変えていきます。
①アルカリ剤→キューティクルを開く(毛髪のガードを緩める)
②還元剤→シスチン結合(S-S結合)を切断し、酸化剤で再結合させます。
しかしヘアカラーの繰り返しや、その他過度のダメージ毛だと通常のアルカリ性のストレートパーマだとさらにダメージしてしまい、逆に収まりが悪くなってしまう可能性があります。
簡単に説明すると、ダメージ毛はすでにキューティクルが開いている状態なので(アルカリ剤を使う必要がないので)、
酸性領域の薬剤と還元剤だけで髪の形状を形を変えましょう!ということです。
酸性ストレート場合、髪の毛と同じ弱酸性で作られており、キューティクルを開かなくても薬剤を浸透作用させることが出来ます。
髪への負担が少ない分、今までは同時施術が出来なかった、ブリーチ毛、ハイダメージ毛、エイジング毛でもクセを伸ばしたり、抑えることが出来る上にツヤや弾力も生まれます!まさに新感覚のストレートパーマです!
酸性ストレートのメリットは?
・毛髪に負担をかける事なく施術ができる!
・アルカリ性のストレートに比べて柔らかくナチュラルな仕上り!
・縮毛矯正ができないダメージ毛でも施術が可能!
・従来のストレートに比べて艶感が大幅にUP!
酸性ストレートのデメリットは?
・健康毛や強いクセを伸ばすには不向き
※しっかりまっすぐにしたい方はNG
・通常のストレートパーマ剤より料金が高い
・軟化状態チェックが難しい
酸性ストレートはこんな方におすすめ
・ブリーチ履歴があったり、ダメージが強く美容師さんから通常の縮毛矯正を断られた
・通常の縮毛矯正(アルカリ性ストレートパーマ)だと髪が堅くなったり傷みがスゴく出ると感じる方
・トリートメントだけではクセが気になる方
酸性ストレートの料金はいくら?
酸性ストレートパーマ 20,000円(税込22,000円)
※ロング料金+22,000円(税込24,200円)
※酸性ストレートの場合、部分的なポイントメニューはありません。
⬇︎通常のストレートパーマの料金はこちら⬇︎
・全体ストレートパーマ 18,000円(税込19,800円)
・ポイントストレートパーマ 14,000円(税込15,400円)
・前髪ストレートパーマ 7,500円(税込8,250円)
施術工程
1.カウンセリング(ドライチェック)
2.事前シャンプー(ウェットチェック)
3.薬剤選定
4.アルカリリデュース※1塗布
5.1st塗布・放置
6.1液作用チェック
7.お流し(シャンプー&トリートメント)
水で落ちにくい成分が残りやすく、ドライ時に乾かない・ベタつくといったトラブルにつながることもあるため、シャンプーで取り除きます。さらに、オーバードライになるのを防ぐために、トリートメントを塗布します。
8. ヒートプロテクター
9. ドライ/アイロン(180℃で2秒スルー)
10. 2nd塗布(放置タイム約10分)
11. お流し/仕上げ
ケラチントリートメントとの違いは?
クセをのばすとトリートメントとして、LAケラチントリートメントがありますが、そちらとの違いを踏まえてご説明していきます。
トリートメントはあくまでも髪のたんぱく質などの中身をしっかり入れて、その重みで収まりを良くしていきます。
2回以上のブリーチ毛(18レベル以上)の毛髪にはさすがに酸性ストレートでも対応できません。
その場合はやはり髪の毛の負担が全く無いトリートメントで改善していくことが好ましいです◎
パーマ系の施術は髪の結合(S-S結合)を組み換えることで半永久的な仕上がりを維持できます。
ご自身の髪の状態で酸性ストレートがかけれるのであれば、その方がより長く自然なまとまりをキープできるとお考え下さい。
その上で担当スタイリストとしっかり相談してからご検討下さい!
通常の縮毛矯正(ストレートパーマ)含め、酸性ストレートした後のケラチントリートメントは問題はございません◎
【ケラチントリートメントの特徴】
・ハリコシがしっかりする(少し硬く感じる)
・クセを取る効果は従来の酸熱トリートメントより上◎
・2回以上のブリーチ毛にはこちら
ケラチントリートメントについてはこちらの記事をご参照下さい。
ブリーチ毛にも対応可能!ヘアデザインの幅を狭めない
縮毛矯正=派手なカラーはできない、と思っている方も多いでしょう。
これまでは、ストレートヘアか好きな髪色は、どちらかを我慢しなければならないというのが常識でした。
しかし、酸性ストレートは髪に必要な成分を流出させずに施術ができるため、ダメージの進行を抑えます。
そのため、これまでは難しいとされていたダメージ毛やブリーチ毛にかけられるケースが増えているんです。
もちろん、ダメージの度合いによってはできない場合もありますが、相談してみる価値アリですよ◎
まとめ
いかがでしたでしょうか(^o^)?
美容業界では、新技術として注目を集め始めている酸性ストレート。感度の高い美容室が続々導入しています。
どんなメニューでも最も良くないのはのは「よく知らないでやること」です。
美容師側もお客様側もお互いにメニューの理解を深めて、失敗するリスクを最小限にすることが大切だと思ってます。
とはいえ、全国的に人気のメニューなのでチャレンジしてみたい方はお気軽にご相談ください♪
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